
先日お盆をさけて、夏の恒例行事である4回目の佐渡島へ行ってきました。
妻のお母様が再婚され移住して10年以上になる佐渡島に行ってから、その美しさに魅了されて、毎年の癒しとして本当にいい時間を過ごさせてもらっています。
義父の方は、佐渡で代々最高級のお米を作っている農家の方で、おうちの周りにある水田を、本当に愛情を持って手入れし、毎回とてもおいしいお米や野菜を送ってきてくれます。
そして夏休みらしく、いつも家にいるときは料理に励んでくれる妻も、お母さんが喜んで出してくれる新鮮な野菜の食事を「食べるだけ」(笑)
二人して本当の意味での豊かさを満喫させてもらっています。
そしてこれも恒例、お寿司を食べに連れて行ってもらうのですが、これがもうびっくり。同じクオリティを都内で食べたらいくらかかるのか!というくらいにおいしい魚が食べられます。
朝起きてきれいな水田の前で食事の前の運動が終われば、朝食が出てきている。
暑い日中はのんびり、昼になればまたお母さんの出してくれるおいしいお食事を頂き、いろいろと積もる話をし、猫をかわいがり、夕方になり釣りに行き、帰ってきたらまたお食事。
普段見ないテレビなども一緒に見ながら御両親ととめどもない話を話す。。
畑と田んぼで取れる恵みのため、生活費は私たちの半分くらいだと聞きました。
福島の原発事故により、各地の農作物がどんどん汚染され、そして流通している。
もう避けられない事態ですが、それならせめて納得できるものを食べたい。
汚染が進む首都圏で、それでも生活があるから・・といって残り続ける価値が本当にあるのだろうか。
311前はあくまでも現実味のなかった「移住・または長期滞在」という選択肢を、今年は真剣に考え始めました。
生きるということの本当の価値はなんだろう? あの日以前に私は自分で何を考えて生きていたんだろう。
そんな不思議な実感を感じる毎日です。

